速読ができたら便利なのにと思ったことはありませんか?速読とは理解力を落とさずに、速く読む能力や方法ですが、一般的には文書を速く読めても理解が伴わないと思われているようです。
また本をパラパラと高速でめくりながら読んでいくものとイメージを持っている方も多い様ですが、現在ではオンラインでの速読プログラムも充実しており、教室に通学しなくとも読書速度を上げることも難しくありません。
そんな速読法の練習に必要な環境とはどのようなものなのでしょうか。
結論から申し上げると速読教室への通学であれ、パソコン、タブレット、スマートフォンでインターネットを利用する学習であれ効果を得ることが可能です。
ただし速読効果を発揮するために必要なポイントを踏まえることが求められます。
練習に必要なポイントを踏まえて実施すればツールを選ばずとも十分な速読能力を身につけられます。
この記事では理解力を低下させずに読む能力を身につけるための速読法について、ご自身の練習に合わせた活用環境をお伝えしていきます。
速読に必要な視る力を向上させる
練習環境を整える前に理解しておきたいのは、速読を実現させるために必要な能力についてです。
まず速読練習に必要なのは物理的に文字を速く視る力です。
文字は目というカメラで脳に映像を送り、その後、脳の知識データベースから意味を結びつけて認識・理解が発生します。
この文字認識の最初の過程で必要となるのが目で文字を視る力です。
速読は視る力を向上させることが必要不可欠となりますが、目を動かしている物理的な筋力である眼筋力を上げ、文字を見る速さを身につけることが最初に重要なポイントです。
ただし「視る力」は眼筋力のことだけを指しているのではないことに注意しましょう。
視る力とは眼筋力のように文字を速く追う短距離走に加えて、広く視る、速さを視る、同時に視る、複数文字を視る、文字を映像に置き換えて視る等、情報処理能力を上げるための複合的な要素となります。
速読とは眼筋力を上げることが全てであると誤った認識を持っている場合、能力向上を阻害する要因になってしまうため、正しく視る力を理解した上で練習に取り組む必要があります。
この視る力を向上させる練習を行う際、やり方さえ間違えなければ場所は関係ありません。
視る力に加えて必要な情報検索能力
視る力を上げていくことで映像としての情報を捉える力を向上させることができます。次に取り組むのは、脳に送られた情報を意味として認識するための情報検索能力です。
目で映像を捉えることができても脳が認識を行わなければ、映像だけが素通りしてしまい文字や風景の映像から意味のある理解が生まれません。
次に必要となってくる練習は勉強を通じて脳に蓄えた知識データとの結びつけです。
目のカメラで捉えた映像が視神経を通じて脳に情報として送られると、今度は文字や映像を意味と結びつけるため脳内で情報検索が行われます。
意味を結びつける情報検索は早ければ早いほど理解が発生する時間が短縮されることは言うまでもありませんが、大量の知識データから検索速度を向上させることが次の練習では重要となります。
ここで必要とされるのが「速い感覚を認識する」、「速い感覚を記憶する」という練習です。
この速い感覚を覚える訓練に必要なのは、今の自分が認識できる最低速度と最高速度です。
これらの速度が把握できれば、ベースとなる認識速度の向上が実現できます。
ただしこの速度把握は数値化できていなければならず、正確な数字で速度を可変、調整して練習する方法を学ぶことが効果を得る近道となります。
速い感覚を記憶することは簡単に言えば、間隔の違いで表現することができます。
例えば音を使った速度記憶の場合、音と音の間隔が短いほど人間の脳は「速い」と認識し、逆に音の間隔が長くなれば「遅い」と認識できます。
例)
【1】ピッピッピ(早いと認識できる)
【2】ピーーピーーピーー(1より遅いと認識できる)
このように音でも文字情報でも速い速度は間隔の違いによって、認識できる意味が変わります。
速読で必要とされる情報検索力の速度を上げるには速度認識とより速い速度を記憶する練習が求められます。
なおこの視る力の数値化はトレーニング種目全てで測定することができ、客観的に能力変化を把握するためにも必要となります。
逆にトレーニング数値を数値化できない速読法は客観性にかけるためあまり効果を得ることができませんので、おすすめはできません。
練習は1日数分でも効果は期待できる
速読に必要とされる視る力のトレーニングは多岐に及びますが、少しずつでも時間をかければ能力は蓄積されていくため効果を得ることができます。
まずは最初から1日数時間をかけるよりも数十分でも数分でも良いので継続していくことで向上させた能力を定着させていきましょう。
練習を始めた頃はモチベーションも高い状態になっているため、つい長時間を訓練に費やし継続ができず短期的な向上で終わってしまうことがあります。
長時間行うのは疲れを生じさせたり、疲れによって効果が見えにくくなってしまうこともあり、まずは短時間でも継続していくことが結果的に効果を最大化していきます。
焦らずにまずは1日10分程度から続けていくことがおすすめです。
練習に必要な道具(ツール)を揃える
速読トレーニングは練習を行う環境により必要なツールと効果は変わってきます。
1日にパソコンに触れる時間が多いようであれば、パソコンで実施することが導線的にはやりやすいですし、常に外出していてパソコンを開く時間がない方は本でのトレーニングが適しています。
今はスマートフォン、タブレットでも速読を練習できる環境が整っているので、オンラインにて行うことを主軸にスキマ時間で本のトレーニングをミックスするやり方も選択肢としてはありです。
必要なツールの代表例を挙げると、
◆オンラインの場合
【1】速読訓練のサービスアカウントを登録する
【2】決まった時間にサービスを利用して訓練を続ける
【3】グラフや各種記録を確認しながら続ける
◆オフラインの場合
【1】速読トレーニング用の本を準備する
【2】インストラクションに従い、ページめくり訓練などで視る力を向上させる
【3】記録用紙を準備して効果を測定していく
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速脳速読とも呼んでいるジョイント式速読法であれば、練習に必要なポイントを踏まえた学習で時間を無駄にすることなく、自身の練習環境に合わせて効果を実感できます。
オンラインでの練習にも活用でき、自身の能力数値に合わせてシステムがトレーニングを最適化する点でもやりやすさを感じると思います。
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