国語の試験、専門分野、論文、仕事上での重要な文書など、限られた時間で大量の文章を読みこなさなければいけない場面は頻繁にあります。
特に試験のようなテスト問題は時間に限りがあり、自分の持っている知識や回答を制限時間内に全て出し切る必要があります。
事前学習は十分に行ったはずなのに、いざ試験を受けると実力を発揮できない方も実は少なくありません。「文章を理解するのに時間がかかる」、「読む速度が遅くて悩んでいる」このような悩みをお持ちの方は速読トレーニングで解決できる可能性があります。
「もっと時間さえあれば…」、「長文試験は苦手だ…」と感じたことがある方には、速読で情報処理能力を向上させることが大きな武器となることは間違いありません。
長文読解が苦手な方のよくある悩み
そもそも文章を読むことが苦手な方はどのような点に悩んでいるのでしょうか。試験で長文読解に時間がかかってしまう方が悩みを持っているのが以下のようなものです。
・読み続けていると疲れてしまう
・集中力が途切れてしまう
・読んだ内容を忘れてしまう
・文章理解に時間がかかる
・次の行に目が行かず先に進んだり、前の行を見てしまう
・一文字ずつしっかり読むことに集中して時間がかかる
・活字が苦手で眠くなる
このような点で試験の長文問題に苦戦してる方も少なくないようですが、理解力を落とさずに速く読む速読トレーニングで対策を行うことでほとんどが解決できます。
なぜなら、速読訓練を行うと読書速度が速くなるだけでなく、さまざまな副次効果が期待できるためです。
試験中の考える時間に余裕がない
事前学習をしっかりと行ったにも関わらず、試験中に十分な力を使い切れない要因に考える時間が取れないことが挙げられます。
予め長文問題に使う「読む時間」を逆算して試験に望んでみても、実際には読める速度が遅いため、焦ってしまい納得できる答えを考える時間が確保できないといった経験をしたことがあると思います。
試験合格を果たすためには決められた時間内に知識確認と文章の時間処理能力を同時に試されていると言えます。
長文試験で10,000文字の問題文章を読む場合、制限時間にもよりますが一般的な読書速度で読み進むと45分もの時間が読むために必要です。与えられた時間が60分だとすると15分間で回答をしなければなりません。
この計算は1度限りの読む時間であり、実際には問題文を読み直したり、見直しまで行おうとすると時間に余裕があるとは言えません。
仮に読書速度が2倍になったとすると半分程度の23分程度で少なくとも一度は全ての文章を把握でき、部分的に読み直したい箇所を見直すことも十分可能となります。
中には自己流で速く読む技術を生み出して試行錯誤する方もいますが、短時間で効率よく速く読む能力を身につけておくと、試験に限らず今後の学習にも活用できます。
受験に必要な読書速度の目安
40年以上の速読指導実績がある新日本速読研究会の資料によれば、東大・早稲田などの有名校に合格するために必要な読書速度は分速1,500文字程度です。
一般的な分速400文字の読書速度と比較すると大体3倍です。
3倍前後の読書速度(飛ばし読みなども含む)は自己流で身につけられる大体の上限となり、それ以上を目指す場合は再現性があり、体系的に身につけられる速読トレーニングを受けないと実現は難しいと言えます。
また資格試験の様な専門分野であれば、分速3,000文字から5,000文字、司法試験のような最高レベルの試験なら分速5,000文字から10,000文字程度は身につけておくと制限時間に余裕を持って対処することができる様になります。
学生をはじめ社会人にもなるべく早いうちに文章に対する情報処理能力を上げておくことが今後の試験に役立つ武器となります。
そのためには速読トレーニングを行い文章を速く読む能力を身につけることがおすすめです。
速読トレーニングでは何をするのか
では速読トレーニングで読書速度を上げ、どの様にして冒頭お伝えした副次効果を得られるのでしょうか。
まず速読能力を上げるには3つのポイントがあります。
【1】目を鍛える(眼筋力の強化)
【2】速い文字の感覚を覚える
【3】文字を固まりで視る(視読)
【1】は文字を見るために物理的に目を動かす眼筋力を上げて、文字を速く見ることができる様に訓練を行います。
【2】は目で見た文字の形が脳に映像として送られた際、文字の意味を知識という記憶のデータベースから検索する速度を上げていく訓練です。
【3】は1文字ずつ読む読み方(音読)から、複数文字、1行、複数行と文字を視て読む(視読)の読み方を覚える訓練です。
3つのポイントを踏まえた訓練方法は数十種類以上あり、これらの訓練を行う過程で「目の疲れの軽減」、「集中力が続く」、「短時間で内容を理解する」、「記憶力がよくなり暗記が楽になる」ことを実現することができます。
詳しくはこちらでもご紹介しています。
無意識に速く読めるまで速読を定着させる
速読トレーニングは学習時の暗記と同じ様に何度も繰り返し行うことで、速く読むための感覚が定着していきます。短期間で効果が上がったからといって、トレーニングを中断してしまうと脳が必要の無い記憶だと認識してしまい忘却(忘れてしまうこと)が始まってしまいます。
普段からトレーニングや実戦で速読を使えるようになると長期記憶として、いつでも使い分けられる神経回路として機能する様になります。
普段の生活でも無意識に速く読める状態になるまで、継続的な速読訓練で定着させていく必要があります。
7分間だから続けられる速読トレーニング
新日本速読研究会が技術監修をしているSOKUNOUのジョイント式速読法(川村式速読)ならオンラインで学習でき、1日7分間の訓練によって一般的な試験、受験の長文読解まで対応した速読トレーニングが受けられます。遊ぶだけで文章や映像の情報処理速度を速くできる速読ゲームや脳トレにも効果的なコンテンツが100種類以上あります。
パソコン、スマートフォン、タブレットでオンラインから無料体験もできますので、気軽に試してみていただければと思います。