デジタル環境の整備によって学習できる場所や時間も幅広くなってきている日々の中、もっと音声教材を効率的に学ぶことができないかと考える方も少なくないと思います。実際に様々なサービスでオーディオブックやスマートフォンの音声コンテンツが増え続け、紙媒体の教材と同等程度、もしくはそれ以上の時間を費やしている方も多いのではないでしょうか。
速聴は音声を認識する「聞く」と「理解する」という人間の基本的な聞き取りの認知能力を速くさせる技術です。
この速聴のトレーニング効果により、効率的に知識を増やしたり、スキマ時間の短時間で新たな情報をインプットできるようになります。また速聴トレーニングの過程で脳の活性化と訓練がもたらす影響についてお伝えしていきたいと思います。
倍速再生でもいつも通り聞き取れる能力
速聴のトレーニング効果についてはなんとなくイメージを持っている方もいらっしゃるかと思います。
簡単に言ってしまえば、一般的な方が話したり聞いたりする速度の2倍〜8倍以上の速度で聞き取れるようになることです。もちろん理解力が落ちたりすることはありません。
一般的な話をすると2倍以上の音声速度で、音声学習できれば知識量も理解力も大きな差が生まれます。
反対に一般的な速度よりも聞き取り速度が遅い方は、それだけで大きな機会損失をしている可能性があります。
聞き取り速度が遅い人は不利な状況で学習を行っていると言っても過言ではありません。
情報処理能力が高い人はその能力に合わせた速度で聞く
どの程度の音声速度が快適に聞こえるか、聞き取れるかは個人差があり、人によっては一般的な速度(1分間に400文字前後)が遅いと感じる方もいれば、速くて聞き取れないという方もいます。
個人差によって聞く速度に差がある以上、どのくらいの速度が学習に適切なのかは、その方に合わせたスピードで学習環境を作るべきであり、一般的なスピードを基準とした考え方では才能を伸ばすことができません。
処理速度が速い人がわざわざ遅い環境で学習するのは非効率であり、音声教材も適切な倍速で学ぶべきではないでしょうか。
では、速く聞き取れる処理能力がある方以外に、一般的な方の聞き取り能力を上げるためにはどのようなトレーニングが必要なのでしょうか。
速聴トレーニングによる脳への影響
速聴トレーニングでは音声を段階別に分けて聞く環境を用意する必要があります。人間の脳には「速い」「遅い」といった速度感覚を認識する力があります。
例えば、1秒間に3回の音を「パッパッパ」と聞くよりも、1秒間に5回「パパパパパ」と音が流れた方が速いと認識できます。
これは同じ時間内に音の短い信号を多くキャッチしたため、速いと認識できるものでこの時間と音の間隔を用いて速度認識の基準を決め、段階的に認識できる速度を底上げしていくことが可能となります。
脳のメカニズムでいうと「可塑性」と呼ばれており、人間の脳の順応(慣れ)を利用して、トレーニングに応用したものが音声を速く聞き取るための速聴トレーニングです。
脳にとっては同じ時間で多くの情報を認識するため、例えば3倍の音声を理解の伴う速度で聞き取りができた場合、3倍多くの活動ができるようになります。そのため脳の活性化にも役立ちます。人間の脳は使わない(今回の場合は速度の感覚を忘却してしまう)と徐々にその処理能力が低下していくことがわかっています。
速聴トレーニングによって適度な倍速訓練で一般的な速度を保っておくことも特にシニア世代にとっては重要な脳トレとなります。
速聴はトレーニングを行うことで3倍から9倍速程度まで能力を伸ばせることが過去のデータでわかっています。
仮に5倍速で聞き取る能力が身につけば、音声教材の2倍速はトレーニングの半分程度で理解できますので十分に余裕を持って音声学習が可能となります。
本当に倍速で聞き取れるのかチェックが必要
速聴のトレーニングを行っていくと、2倍、3倍と聞き取りができるようになってくることがわかります。ですが、本当に実戦でも使える能力なのかを確認することも重要です。
自分では5倍前後の聞き取りができるようになったと思っても実際の音声学習で2倍がやっと聞き取れるという状態ではあまり実用的ではありません。
現時点でどの程度の音声速度が正確に聞けて、理解できるのかをチェックすることも忘れずに行いましょう。
そのための方法としては、トレーニングと合わせて測定ができるシステムやサービスを利用することです。
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最大9倍速程度の音声訓練と能力チェックで自分の能力変化を確認でき自信を持って学習に取り組むことができるようになります。
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